一戸建て新築の外壁の選び方!新築購入時に考えるべきポイントをご紹介!
注文住宅の大きな魅力として、家の顔ともいえる外観デザインを自由に選択できることが挙げられます。
今回は、外壁選びのポイントと建材の種類をご紹介します
失敗しない外壁選びを行えるよう、ぜひ参考にしてください。
□外壁選びで考えるべきポイント
・シミュレーションで様々な外壁を試す
外壁に利用される素材の質感や色味は、カタログで見るのと、実際に住宅で使われているものを見るのでは、イメージが大きく異なります。
どのような外観にしたいのか、イメージを決めるためにも実際に建てられた外壁の施工例を参考にすることで、外壁デザインのイメージを掴めます。
また、ハウスメーカーや工務店によって、住宅の外観をシミュレーションするウェブサイトが数多く運営されています。
外壁の色だけでなく、屋根や窓の形なども選べるため、建物全体とのバランスを考えながら外壁選びが行えます。
・色褪せしにくい色を選ぶ
外壁は経年劣化によって、少しずつ塗装が色褪せてしまったり、汚れが目立ってきます。
そのため、色褪せしにくい落ち着いた色を選ぶのが良いでしょう。
赤や黄色などの鮮やかな色ほど紫外線に弱い成分が含まれます。
一方、ベージュやグレーなどの落ち着いた色は紫外線に強いため、色褪せしにくいためです。
・周りの環境に合わせる
自分好みのデザインで家を建てることが悪いということではありません。
しかし、周囲の景観を損なうような建物の場合は、注意が必要です。
周囲の景観や環境に配慮した、街並みに溶け込むような外観にすることも、外壁選びのポイントになるでしょう。
□外壁に使われる素材の種類
外壁選びでは、色やデザインだけで決めるのではなく、外壁に使われる素材で選ぶことも大切です。
外壁材は、サイディングと呼ばれる板状に形成した外壁材や軽量コンクリートを利用したALCなど様々な種類があるため、主要な外壁材についてご紹介します。
1.窯業系サイディング
窯業系サイディングとは、セメントを主原料に繊維質を混ぜた外壁材で、一戸建てで最も使われている素材です。
利点は、施工やメンテナンスが行いやすく、他の建材に比べて初期費用を抑えやすいのがポイントです。
2.金属サイディング
こちらの外壁材は、金属の板版と裏打材である補強材を合わしてつくられた外壁材です。
シンプルなためデザイン性に優れ、断熱性や耐水性が高いことが特徴です。
表面が金属であるため錆ができやすく、定期的なメンテナンスは必須です。
3.ALCパネル
ALCとは、軽量気泡コンクリートを指します。
普通のコンクリートに比べ、軽量であり、断熱性と遮音性に非常に優れた外壁材です。
しかし、サイディングに比べて高額な壁材であるため、初期費用は膨らみます。
4.タイル
土や石を原料とし、高温で焼き固めた外壁材です。
耐火性や耐水性に優れ、経年劣化がしにくいためメンテナンスのコストを抑えられます。
こちらもサイディングに比べて高額な建材となります。
5.塗り壁
砂と水とセメントを混ぜたモルタルを外壁材で、職人の手作業で外壁をつくっていきます。
そのため、他に同じデザインのない自分だけの外観をつくれます。
職人による手作業での工事であるため、建設費用が高額になりやすいです。
□まとめ
外壁は住宅の顔と言えるほど重要なポイントではありますが、デザインだけで選ぶのではなく、外壁の性能や周囲の環境との調和を取ることなど、総合的に考える必要があります。
後悔しないためにも、素材ごとの特徴を理解した上でマイホームづくりを行いましょう。